地元である神奈川県湯河原町で、「⽥代鍼灸マッサージ整⾻院」院⻑として治療家歴13年となる⽥代健⽃。 鍼灸師・柔道整復師の国家資格を活かし年間2000⼈の患者さんを治療する彼が出会ったのが“サラダ”でした。2024年春、ついに自身がブランドプロデューサーを務めるオリジナルブランド『MeTASU』を立ち上げ、第⼀弾商品「まかないスムージー」の発売が開始。今回は、発売までの歩みやブランドに込めた想い、今後の展望などを語りました。
これまで培った独自の視点と感性でオリジナルブランドをプロデュース
僕がサラダで栄養の大切さを発信し始めた2019年頃から、今後は食事法の改善、素材のこだわりなど、カラダと対話しながら意識を高めていくことが重要になっていくだろう、自分の活動が多くの人に良い影響を与えられたら良いなと思っていました。最近の健康志向の高まりもあって、その想いが急速に加速しましたね。ただ、オリジナルブランドを立ち上げ、スムージーをプロデュースすることになるなんて、当時の自分は想像もしていませんでした。
今回、スムージーを開発するうえで、使用する食材や飲んだときの濃厚さ、風味、香りなど、何度も試行錯誤を重ねました。飲むというよりも、“食べる”という感覚に近く、満腹感を感じやすい商品が完成したと実感しています。コップや深めのお皿に注いでスプーンですくって食べるほうが、野菜や果実といった軽やかなアロマのような香りを楽しむことができます。ゆで卵と組み合わせれば、栄養バランスも完璧。第一弾商品にふさわしい商品が完成したのではないでしょうか。
サラダと論文ベースの栄養学、僕が普段から飲んでいるスムージー、メーカーや製造元との出会いなど、さまざまな要素が掛け合わさることによって、最高のブランド、商品が生まれたと感じています。これから先もいろいろな掛け算が生まれることで面白い化学反応が起きるだろうとワクワクしています。
“美味しい”という体験がカラダと人生を変える
人間には本能的に栄養に良いものを食べたいという栄養欲求もあるのではないかと思っています。実際に、腸内細菌が不足していると糖質と食物繊維を必要とするから、無性に甘いものを欲するようになります。つまり、腸内環境が整っている人は甘いものを食べたいと思わないという研究結果もあるぐらいです。
MeTASUのコンセプトは、「カラダとココロを満たし、必要な栄養素を自分に⾜してあげることで生まれる未知なる感動体験」です。実際に、細胞が満たされれば体の不調が改善され、毎日を健やかで幸せに生き抜いていくことができるようになるはず。さらに、「美味しい」という感動を味わうことができます。私たち人間は、生きていく中で“美味しいもの”に出会うと心が躍りますよね。まかないスムージーは、健康になるだけでなく、食欲を満たせるのも大きな魅力です。
定期的に開催しているイベント「はじまりのサラダ会」でも、栄養学を学び、手に入れた知識を実際にサラダで体感するというエンターテイメント性も大切にしています。スムージーでもそういった体験を届けることができると大きな可能性を感じています。
忙しい毎日のなかでも自分を大切にしてほしい
ブランド立ち上げにあたり、「自分自身を大切にすること」もテーマに掲げました。現代人は、日々忙しく、自分を想う心のゆとりもありません。自分のことは二の次になってしまいがちで、食生活まで気を配るのが難しい。でも、そんな忙しい毎日からこそ、自分を大切にしてほしい。その一助となれるブランドを目指していきたいと考えています。
今回のまかないスムージーは、自分自身を満たす「MeTASU」の第一弾目の商品。まだまだ先の話かもしれませんが、「MeTASU」で皆さんの生活に寄り添った商品プロデュースを展開するとともに、“自分自身を満たす活動=Me活”のマインドを広めていきたいです。もちろん栄養を摂ることだけでなく、映画を見に行ったり、友だちと飲みに行ったり…。たくさんの人が自分自身の心を満たす活動をしてもらえたら良いなと思っています。
今回、KADOKAWAから刊行される「はじまりのサラダと栄養学」も、あなたがカラダを想うときに手に取ってほしいとの想いを込めています。何気ない日常を大切にできるよう、暮らしに溶けこんだ存在であり続けたいですね。そのためにも、まかないスムージーはじめ「MeTASU」を広めていく全国行脚ツアーも企画中です。これからの活動もお楽しみに!